九州一周'09<3日目A> ←<はじめに>へ戻る 3日目の後半は、 大隅半島の最南端、佐多岬を目指します。 佐多岬からは宮崎を通り、夜のうちに大分の別府まで。 九州の東側は高速道路がほとんど通っていないので、 一般道で地道に移動。 距離も長いので移動に時間が掛かります。 ほぼ耐久レースと化していた3日目後半スタートです。 ●大隅半島 鹿児島県の二つの半島のうち、東の大きい半島です。 人口は少なく、田舎、と言うよりも 自然がたくさん残されている、と言った方が良いかもしれません。 [参考リンク: 大隅半島(wikipedia)→] ●佐多岬・佐多岬ロードパーク 佐多岬は九州本島最南端。 桜島から100km以上と、距離的に遠すぎる事もあり、 訪問する人も少ないようでかなり寂れています。 佐多岬周辺は佐多岬ロードパークとして整備されています(した?)が、 既に経済的には観光地として崩壊しつつあります。 佐多岬展望台はある意味、佐多岬灯台以上に一見の価値あり。 [参考リンク: 佐多岬(wikipedia)→] [参考リンク: 佐多岬ロードパーク(wikipedia)→] ●宮崎県庁 某知事のおかげで観光名所になってしまった宮崎県庁。 特にオチはありませんが、とりあえず宮崎に来たので。 [参考リンク: 宮崎県庁(wikipedia)→] ●シーガイア 巨大なリゾート地で有名な宮崎シーガイアです。 [参考リンク: シーガイア(wikipedia)→] [目次] <1日目@> 深夜広島出発→関門海峡→諫早湾→雲仙普賢岳 <1日目A> 長崎市内→佐世保→(吉野ヶ里遺跡) <2日目> 阿蘇周辺→熊本市内→鹿児島市 <3日目@> 枕崎市→桜島 ★<3日目A> 佐多岬→宮崎市 <4日目> 別府温泉→門司港(北九州市)→帰広島 いきなり逆光でしたが、佐多岬へ向かう途中、 佐多岬ロードパークの看板です。北緯31度線です。植物が南国です。 佐多岬ロードパークは無料化されているのは良いのですが、整備状態は悪く、 太い樹の枝が道路に転がって道路の片側車線を封鎖していたりと、 ちょっと自然に還りかけています。 桜島を出発したのが1時半ごろだったのですが、この時既に4時過ぎ。 (途中で昼食は挟んでいます。) 大隅半島の距離感を甘く見ていました。 「日本本土最南端の公衆電話」 佐多岬展望公園に着きました。 駐車場のすぐそばにあります。 佐多岬では「日本本土最南端」と言う表現が使われた看板を見かけます。 (沖縄は本土じゃないのか、とツッコミも入るみたいです) 思いっきり余談ですが、 …そういえば最近は公衆電話あまり見かけない気がしますねえ。 これはこれで、数年後には時代の残した名物と言われてしまうのかもしれません。 (撤去されなければ) 公衆電話(wikipedia)→ 佐多岬展望公園の駐車場から、展望台までは約800m。 駐車場すぐ近くのトンネルが入園窓口になっていますが、 入園時間が17:00まででした。かなりギリギリです。(現在時刻16:30) (※一部プライバシー保護) 入り口のトンネルを抜けて、岬側に出たところ。 南国の自然、と言う感じの雰囲気が漂っています。 佐多岬までは、林の中を抜けて行きます。 展望台に向かう途中に神社がありました。 どこかで見た事があるような、 何かのモチーフになってたりしても良さそうな神社。 展望台が見えてきました。 反対側には開聞岳が見えます。 (※一部プライバシー保護) こんな鬱蒼とした中を抜けていきます。 佐多岬の先端までやっと辿り着きました。 奥に見えるのが佐多岬灯台です。 別の角度から、看板と佐多岬灯台。 最北端の稚内は訪問した事があるので、後は西と東です。 (最西端は頑張れば今回の旅行プランに組み込めたなあ…) 次は最大の見どころかもしれない展望台へ向かいます。 展望台です・・・ ボロい、を通り越して廃墟の雰囲気すら漂います。 ・・・これ本当に大丈夫??? 展望台のすぐそばにある立て札と後方には開聞岳。 それでは、展望台に上ります。 展望台の利用料は200円です。 外から見てボロボロだった展望台。 実際に登ってみると想像を絶することになっていました。 えーっと、窓が全て吹き飛んでます。 建物として完全に崩れています。 風も強くて危険です! かろうじて取られている安全策は、 こころもとない網と、天井を支えている補強の鉄柱??? 本当に営業していて大丈夫なんでしょうか… 200円どうこうの問題じゃ無いと思うんですが… 別の角度から。 外の景色はいいです。 別の角度から。 崩壊寸前の窓ガラスとその場しのぎな応急処置の跡。 下は海です。 崩れかけの天井。 下が見えます。 高所恐怖症の人には耐えられないかもしれません。 この展望台から、どの方向に何が見えるかが書かれている台。 まともな展望台だった頃の名残でしょう。 天気が良ければ種子島や屋久島も見えるようです。 かろうじて無事残っている窓ガラス。 さっきの四極交流の看板が下に見えます。 ある意味見どころ満載の危険な展望台でした。 佐多岬展望台は、自然災害があったら崩れてもおかしくないかもしれません。 (その前にこの有様だと閉鎖されそう) 訪問はお早めに! そろそろ時間もなくなってきたので、駐車場へ戻ります。 最初に通ったトンネルを抜けて駐車場に戻ると、既に店じまいでした。 次は宮崎市を目指します。 最短ルートは、国道269号を使って引き返し、 一直線に都城方面に向かうのが最短なのですが、 ここまで来て元来た道を引き返すのも勿体無いので、 大隅半島の東側を通るルートを北上する事にします。 鹿児島県道68号を引き返した後は、 国道269号方面へは進まず、県道74号へ。そのまま北に進みます。 (参考地図→) 途中で道路に大きな虹が掛かっていました。 また県道68号と合流し、 大隅半島の中央を突っ切るように北上します。 道路はとても良く整備されていますが、 周囲に人家などが無く、人間が生活している雰囲気が一切感じられません。 自然を切り開いて道路にしている感じです。 国道448号にぶつかったら、国道448号を東へ進みます。 国道448号をそのまま進むと太平洋側に出ます。 そのまま海岸沿いを北へ。 途中で内之浦宇宙センターの近くを通り、 志布志湾をなぞるように志布志まで。 志布志に着いたのは8時。 なんと3時間も掛かってしまいました… この旅行の中でも、睡魔と言う意味では最も危険な状態で運転していました。 (対向車も全く無く、ひたすら変わり映えの無い自然の景色の中を運転していたので。。。) (※一部プライバシー保護) とりあえずお約束として志布志駅。 目的地に特に観光する場所がなければ、とりあえず駅。 何気に日南線の終着駅だったりしますが、ついでです。 無人駅だったので、ホームまで入り込みました。ついでです。 それなりの街中なのに、終着駅が無人駅とは日南線は流石です。 終着駅だったので列車止めの写真とか撮ってるのはついでです。 終着駅だったので駅の看板の写真とか撮ってるのはついでです。 駅の住所の写真を撮りました。ついでではありません。 さりげなく理由を付けて、 なんとなくこの場所を訪問したようにここまで書いていましたが、 実は全てはこの証拠を撮るための布石だったのです。 ここの地名は、珍地名として有名な、 「鹿児島県志布志市志布志町志布志」 確かに証拠写真撮りました。 そう、このネタのためにここに来たのでした! [志布志駅(wikipedia)→] さて、時間は8時を過ぎ。 そろそろ夕飯にしたいところです。 本来なら宮崎市に着いてからチキン南蛮を食べる予定だったんですが、 佐多岬が想定以上に遠く、時間が掛かりすぎました… 丁度良い店が志布志で見つからなさそうだったので、 とりあえず都城まで頑張る事にしました。 志布志から都城は、 途中に「都城志布志道路」 と言う道路(一部区間だけ無料で開通している) も整備されていたりして快適でした。 鹿児島-宮崎の県境を越えて都城へ。 案外あっさり着きました。(たしか1時間ぐらい) 都城で夕飯にします。 時間も遅いのでまともな店は諦めてファミレスに突入します。 もちろんチキン南蛮狙いです。 ほとんど鹿児島県境の都城。 しかしファミレスでもやはりトップメニュー扱いで置いていました。チキン南蛮。 チキン南蛮定食を食べた後は、 時間も無いので高速道路を使って素早く都城から宮崎市内へ向かいます。 目的地は宮崎県庁です。 時間は10時半。 写真が暗いですが、宮崎県庁に着きました。 ここが東国原知事のお膝元です。 宮崎の観光名所として思いつく所がまず県庁と言うのもどうかと思いますが、 宮崎って言うと思いつく観光はリゾートぐらいで、 「観光名所」らしい観光名所ってあんまり無いんじゃないかなあと思ったりします。 もう少しアップで。 もう少しアップで。(その2) この後は宮崎シーガイアまで行ってみます。 夜ですがとりあえず。 シーガイアは巨大なリゾート地。 一般道がリゾート施設の中を突っ切っています。 とりあえず有名と思われるシーガイアのホテルの写真を一枚。 さて、一通り宮崎の観光も終わったので、 ここからは一気に別府に向かいます。 しばらくは一般道をひた走ります。 国道10号を北上。 宮崎県を縦断し、大分県へ。 大分県佐伯市からは高速道路が通じています。 ここまで来たら別府まであまり距離は無いんですが、 時間優先で佐伯ICから別府ICまで高速で。 別府に着いた後は、またまた、 車を止めて睡眠を取れる所を探すのに困ってしまいました… 迷った末に辿り着いたのが、「海地獄」の駐車場。 時間的はよく覚えてないですが、確か3時ぐらいだったと思います。 とにかく一般道をひたすら走った3日目でした。 最終日の4日目へ続く! <4日目>へ進む→ ←<3日目@>へ戻る ←旅のページ TOPへ戻る |