奥出雲

(訪問:2009年10月)

奥出雲まで行ってきました。
日本一と言われる面白いループ橋があると言うので、そこを見に行くために。

「奥出雲おろちループ」

100メートル以上ある高低差を道路で繋ぐためにループになっています。

ついでに、すぐ近くに「出雲坂根駅」という、
スイッチバックの駅があるのでそこも訪問。

出発が若干遅かったのと、天気も良くなかったので、
写真が暗めです。


[参考リンク]

周辺地図→

奥出雲町(wikipedia)→

奥出雲おろちループ(wikipedia)→
国道314号(国道標高図)→

出雲坂根駅(wikipedia)→




道の駅 奥出雲おろちループ の所にある石碑。

この道路は、三井野原道路と呼ばれています。





全景写真。二重ループしています。





日本一のループ橋を謳っています。





写真の順番が少々前後しますが、まずはスタート地点から。

広島から来た私は、三井野原側から坂根方面へ下る事になります。

左の木の看板。「奥出雲おろちループ」の文字が消えています…




まず最初に、いきなりトンネルです。
このトンネルを抜けると、大きな赤い橋に繋がっていて、
その先に、

「平家平展望台」
「道の駅 奥出雲おろちループ」
「鉄の彫刻美術館」

があります。




少し一気に飛んでしまいましたが、
トンネルを抜けた反対方向から。

鉄の彫刻美術館の奥の展望台からの景色。

正面の橋・トンネルの先がスタート地点の三井野原。
左が 道の駅 奥出雲おろちループ。
右が 鉄の彫刻美術館

奥出雲おろちループは規模が大きすぎて、
どうやら全景を確認するには航空写真でないと無理なようです…




アップで。橋の手前、右にあるのが平家平展望台。




平家平展望台。





全面開通の記念碑。





ここから下っていけそうです。





下った先から。
あまり人が来ている雰囲気はありません…




たどり着いたところは橋の真下でした。
ここが展望台…なのでしょうか?

草木が茂っていて何も見えません。

うーん、これは「ガッカリ展望台」と言わざるを得ないです…




気を取り直して、




道の駅 奥出雲おろちループ。
建物自体は特別な事は無く、普通な感じの道の駅です。

少し変わっている所があるとすれば、
鉄の彫刻美術館が道を挟んだすぐ隣にあり、
道の駅と繋がっているところでしょうか。



鉄の彫刻美術館は入場無料でした。
抽象的な彫刻で、前衛芸術な感じでしたが、
私はこういうのは好きです。鉄塊とか。

奥出雲はたたら製鉄が有名なので、鉄、と言う点で関連があるんでしょうね。



それでは、この辺りはこのぐらいにして先に進みます。




少し進んだ先に、ループ展望台がありました。

看板の二重ループの、
赤いマークが付いている場所です。





展望台からの景色は、、、樹が茂っていて何も見えません…

そして、マムシ注意の看板。

オロチ伝説があるぐらいの土地ですから、
ヘビも多いのかもしれませんねえ。





ここにもおろちループのオブジェがありました。





この橋の名前は「新平家橋」。

さっきの「平家平」と言う名前にしても、この辺りは平家にゆかりがあるのかもしれません。

奥の方にはチラッと鉄の彫刻美術館が見えます。




下り方向。
山と山の隙間を橋で繋いでループができています。




全体を見渡せそうなところまで、ループを下ります。




参考にもう一度、全景写真です。

ループの中心に近い、紅葉台と書いてある左下、
少し広くなっているスペースで全体をぐるっと見渡してみます。





スタート地点は奥の赤い橋です。
ここから道路を追いかけます。





道の駅が正面の林の奥。





道の駅の横を通り抜けて、上の橋に出てきます。
これが丁度、「新平家橋」になります。
右の方にさっきのループ展望台。





左の林の奥がループ展望台。
道路は正面の橋に出て、右の林の中に入っていきます。





道路は完全に右に隠れてしまいます。

ここにも道の駅の看板。





もう右方向へ少し追いかけると、
林の中から道路が出てきました。





ここでループの2周目に入ります。





今度は手前の橋を通って、





2周目はトンネルをくぐります。
右の林の中がトンネルになっています。





トンネルから出てきたところが現在地です。




一応、全景を追う事ができました。
最後の3枚は写真使い回しでした。





少し先に進んで、ループを完全に抜けた所から。
上り方面を見ています。
橋がかなり高い所に架かっています。





途中で駐車スペースがあり、こんな看板がありました。

ここからさらに下って、スイッチバックの出雲坂根駅へ向かいます。





出雲坂根駅の案内板。
私のもっぱらの興味はスイッチバックだったんですが、
「延命水」と言うのも有名なようです。

スイッチバックとは、急勾配の場所を乗り越える時に、
電車の先頭と最後尾を入れ替えてジグザグに上っていくような線路の事です。

スイッチバック(wikipedia)→




延命水の看板。
歩道で国道から少し下ったところに水汲み場があります。





出雲坂根駅です。
無人駅なのは今更言うまでもありません。

「延命水の湧き出る駅」の看板。
ここからも延命水が湧き出ています。

ここでwikipediaから衝撃的な事実。
出雲坂根駅(wikipedia)→

長らく使われていた駅舎は2009年に解体され、
2010年3月時点では改築工事が行われている。


更新時点で訪問してから半年ほど経っているわけですが、
なんと駅舎が解体されてしまったとのこと。
と言うわけで、写真に映っている駅舎は今は無いようです。





延命水の由来。





車で来た人間は、国道の下にある水汲み場で汲みなさいと言われました。





Z字型の2回折り返しスイッチバック。
駅は、その下の折り返しの所にあります。





ホームに出ました。
延命水はホームの脇にあります。





ありました。延命水です。
ですが私は車で来ているので汲めません。残念。

しかし実際、この駅の停車に電車で来る猛者はどのくらいいるのだろうか。
停車する電車は1日に4本。

上り(木次方面)
下り(備後落合方面)

ついでに参考リンク 木次線(wikipedia)→






を使用した缶ジュース類を製造販売していたようです。





ホームから。スイッチバックの行き止まり側





ホームから。踏み切りの奥で線路が左右に分かれていて、
左前方から入って来た電車は、駅に入った後、
前後を入れ替えて右前方へと進みます。




この後は国道の下にある延命水の水汲み場に行ってみます。




新水汲み場オープンの看板。





水汲み場。

・・・

流し方が無造作過ぎやしませんか。
これじゃまるで排水

「延命水」なのに、あまり、ありがたみが無いです。
駅構内の延命水はきちんとしてたのになあ。




最後に、少し景色がいいところを探します。




出雲坂根駅の先の少し小高くなっているところから、
奥出雲おろちループの橋を一枚。



あとがき
(記:2010/5/3)

標高差がある所に作られたループ橋とスイッチバック駅。
周囲は深い山の中です。

奥出雲おろちループは規模が大きすぎて
2重ループが道路からはっきり見えなかったのはちょっと残念でした。

景色は全体的に良かったです。

今度はたたら製鉄も見に行きたいなあ。



←旅のページ TOPへ戻る